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被災は現場で起きている。(被災地を訪ねて思った事) [長男・中曽根康隆・29歳・証券会社勤務]

皆様、ご無沙汰しております。 中曽根 康隆です。

週末に福島に行ってきました。ただの見物人で行くなら邪魔になるだけだと思っていましたが、ちょうど役に立てる事があるという事で微力ながらお手伝いに伺いました。

2日間という短い時間で福島市、相馬市を訪ねましたが、「百聞は一見にしかず」でした。
既に当たり前の事かも知れませんが、再認識した感想を下記します。


原発問題はもちろん深刻であり、風評被害により多くの混乱を招いています。世界が注目するポイントはやはり原発問題であり、日本のニュースでも連日「マイクロシーベルト」等の言葉を目にします。

しかしメディアを通して知る「現場」はやはりトピックも視点も偏っていて、本当に問題となっている(または今後問題となってくる)事を総括/繋ぎ合わせて伝える事はできていません。

大切な人を失ったり、家が丸ごと流されて避難所での長期にわたる生活から想像を絶する体力的・精神的ダメージを負っている方々や、農業、漁業で壊滅的被害を受け今後の生計をどうやって立てていくのか希望が持てない人々等、現地には「とにかく耐えている人々」が沢山いらっしゃいます。

「希望を持って下さい!」と声をかけても、行政が補償面や今後の明確な再建・復興の道筋を示してくれないと、前を向いて頑張れるわけがありません。東京にいると実感が沸き難いですが、もし我々の会社が突然倒産して、収入はゼロになり、ローンは多額残っていて、守る家族があって、さらに放射能が不安で。。。なんて事があったら冷静でいられるわけがありません。
現地の人たちはまさにこの様な状況下で「前を向こう。強く生きよう」と本当に耐えながら、頑張っています。

現状はとにかく「今日の食物、今日の寝床、今日の安全」の確保/提供で全国から物資・援助協力が行われています。しかし今後は民間と行政が一体となって、一時的でなく継続的に地域が自立的繁栄をできる戦略を打ち出していかなくては本当の意味での復興はないと思います。

命より大切な牛や船を無くして今後どうしていいか路頭に迷っている方々に、しっかりとした補償と共に雇用の場を創出していく事が官民の責務です。

財源や責任の擦り付け合いなんて被災者の方々には全くどうでもいい話であり、非常にナンセンスです。更に言ってしまえば「財源をどっから持ってくるか(子供手当てや高速道路のお金を回すのか、税金を増やすのか)等の議論も正直どうでもいい、とにかく被害に合っている自分達の事を第一に考えてくれ」というのが本音である気がします。

とにかく、ぎりぎりの状態で踏ん張っている人々に時間的余裕はありません。市、県、国、民間が一体となって、情報を整理し、財源を確保して、いち早く被災地/被災者が前進出来るように精進してもらいたい次第です。


福島市最大の避難所にて。ダンボールの壁の中で暮らす被災者の皆さん。夜は22時にいっせいに電気が消え、仮設のお風呂までは徒歩で8分。
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3/11の午前中にはここには無数の住宅があり、沢山の家族が生活していました。
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残ったトイレとお風呂。この奥の平地も本来全て住宅でした。
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まだまだ車道に転がっている船。
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posted by Yasutaka at nice!(1) 
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